目次Executive Summary1. 先週の為替相場の振り返り=ドル円はOPECプラス減産で上昇後、上げ幅縮小2. 主な要人発言3. […]
テクニカル分析判断
サマリー:
●3/8からの下落により、(速度調整的な)反発圧力の高まり目立つも強力な上値抵抗に直面(日足)
●前4週の下落から再度短期的反発局面に遭遇も中期的な下落トレンドは今後本格化の見込み(週足)
●中長期では上昇中の20ヶ月MA⇒60ヶ月MAに向け次第に下落してゆく展開を引き続き想定(月足)
先週は「寄付130.53:130.39~133.59:終値132.81(前週末比+2.10円の円安)」の推移
となり、5週ぶりに(長い)陽線を形成。先週の「速度調整的反発も接近」という想定に
沿った展開ではあったが、その反発力は想定を上回るものとなった。
この結果、短期的時間軸では上昇圧力の高まりが継続する可能性が台頭してきている
ものの、中長期の下落圧力は今後徐々に本格化すると見込まれることから、現時点では
短期的にも次第に(上昇を阻み押下げる)上値抵抗圧力が強まってゆく展開を想定する。
なお、週間レンジは、4週前に3.80円と変動幅を大きく拡大した後、3週前3.55円⇒
2週前3.36円⇒先週3.20円と僅かながら縮小推移を辿っているものの、USD/円相場
としては比較的高い変動率を維持しているといえる。
以下では『短期・中期・長期の方向性』について各時間軸チャートによるテクニカルな
視点を中心にご案内。(今号の分析は2023/03/31のNY市場終値をベースに実施)
<以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>
➊日足チャート:「21MA±4.32%のバンド」、「52MA & 200MA」、RSIを付記
短期(1週間~1か月程度)の方向性:速度調整的反発あるも強力な上値抵抗に直面
日足:
●[21MA]と[52MA]が今週初にもデッドクロス。過去同様下落圧力の高まりを示唆へ
●RSIは前週比で大きく回復(38.7⇒49.8)。依然中立領域ながら下値余地は再拡大
●ただし、低下中の[21MA]を終値で明確に上回ってくればシナリオの修正が必要に
>>>想定レンジ=今週:129.30~134.40 、今後1ヶ月:126.30~134.40 =
➋週足チャート:「21MA±4.32%/±7.41%/±9.87%のバンド」&「52MA」、RSIを付記
中期(1か月超~半年程度)の方向性: [21MA]の更なる低下と共に下落トレンドは継続中
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