「高齢化する指導者・・・リスクの高まりを覚悟せずにやってはいけない」
松井 隆
この記事の著者
DZHフィナンシャルリサーチ 為替情報部 アナリスト

大学卒業後、1989年英系銀行入行。入行とともに為替資金部(ディーリングルーム)に配属。以後2012年まで、米系、英系銀行で20年以上にわたりインターバンクのスポット・ディーラーとして為替マーケットを担当。ロンドン本店、アムステルダム、シンガポール、香港の各支店でもスポット・ディーラーとして活躍する。銀行退職後は本邦総研、FX会社のコンサルティング、ビットコインのトレーディング等多岐にわたる事業に従事する。

為替の仕組み


先週、米国時間5日に驚くべき内容をトランプ米大統領がSNSに投稿しました。

内容は以下の通りです。

Tuesday will be Power Plant Day, and Bridge Day, all wrapped up in one, in Iran.

There will be nothing like it!!!

Open the Fuckin’ Strait, you crazy bastards, or you’ll be living in Hell – JUST WATCH!

Praise be to Allah.

President DONALD J. TRUMP

内容はイラン攻撃の激化についてですが、とにかく驚くべきことはその文言です。

テレビでもピー音が入る、いわゆる放送禁止用語の「Fワード」を平然と使用しています。

これまでも、会見で昨年複数回にわたり「Fワード」を使っていましたが、文面にまで掲載してしまうとは・・・。

米国の大統領として、これほど酷い文章を引用した人物は見たことがなく、まさに異常事態です。



バイデン前大統領が再選を目指していたにもかかわらず、途中で選挙を降りたことの一つの理由が高齢が要因です。

大統領選の討論会では、しどろもどろになるなど惨憺たる結果でした。

それ以前にも2024年7月のNATO首脳会談で、ゼレンスキー大統領をプーチン大統領と紹介。

同会議ではハリス副大統領をトランプ副大統領と言い間違えました。

選挙戦のころは81歳なことで、高齢を指摘されていました。

その高齢だったバイデン氏は選挙前に再出馬を断念しましたが、トランプ大統領も6月には80歳になります。

懸念されるのは、第1次政権と比較し、あまりにも短気なことです。

私事ですが、自分の亡くなった父親が高齢となる中で、次第に短気になり怒りっぽくなったことを最近思い出します。

これは脳の老化で感情抑制(前頭葉)が低下するということが原因なようです。

通常ではあり得ないような「Fワード」を平気で使用し、人を罵りまくるトランプ大統領もこの傾向があるのではないかと心配する声が出ています。

高齢でも優秀な方は多くいますし年齢を問わず、いつまでも若さを保っている方々もいます。

ただ、明らかにここ最近のトランプ大統領の発言・行動が第1期とは違うことで、市場も「まさか」(イランの攻撃もまさかでしたが)という事態に備えておいた方がよいでしょう。


本コラムは個人的見解であり、あくまで情報提供を目的としたものです。いかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。また、コラム中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※本記事は2026年4月13日に「いまから投資」に掲載された記事を、許可を得て転載しています。


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