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オーストラリア準備銀行(RBA)
RBA、8月会合で政策金利を据え置き
RBAは8月6日の政策決定会合で政策金利を12年ぶりの高い水準である4.35%に昨年12月から6会合連続で据え置きを決定しました。
RBAの声明では、「インフレ率が持続的に目標レンジに近づいていると政策委員会が確信を得るまで、政策は十分に景気抑制的でなければならない」と強調しました。また、RBAの最新予測ではインフレと経済成長の見通しが引き上げられています。
ブロックRBA総裁
RBNZ、8月会合で利下げ実施
RBNZは8会合連続で政策金利の据え置きを続けてきましたが、8月14日の会合で政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を0.25%引き下げ5.25%にすることを決定しました。利下げは2020年3月以来と約4年ぶりとなります。市場予想では据え置きと利下げが拮抗しました。
RBNZの声明では、年間の消費者物価指数(CPI上昇率は金融政策委員会(MPC)の1-3%の目標バンドの範囲内に戻りつつあるとし、追加緩和のペースは物価動向が低インフレ環境と引き続き整合的であり、インフレ期待が2%の目標前後で安定しているとMPCが確信するかどうかで決まると指摘しました。
オアRBNZ総裁
14日利下げ決定後の会見でオアRBNZ総裁は0.50%の利下げも検討したが、コンセンサスは0.25%だったことを明らかにしました。また、16日のウェリントン商工会議所での講演で、インフレが低水準で安定した環境に戻ったと確信しているとし、「今からクリスマスまでの間にあと2回の引き下げのチャンスがあり、データと我々が話していることが全てうまくいけば、それを実現したい」と述べました。
RBNZ、次回10月会合での追加利下げが確実視
RBNZは年内に10月9日と11月27日の2回の会合を残していますが、2会合ともに追加利下げが織り込まれています。
RBNZは5月の段階で利上げを検討し、25年後半まで利下げしないとしていたが、金融緩和に急転換しました。NZ経済は22年末以降で3度目リセッション(景気後退)の瀬戸際に立たされ、失業率が上昇する中で執拗なインフレを巡る懸念は和らぎつつあります。
RBNZは最新予測で、平均OCRが今年第4四半期に4.92%、来年半ばまでに4.36%、来年末までに3.85%に低下するとの見通しを示し、NZ経済に対して第2・3四半期のマイナス成長を示唆しました。市場では政策金利が25年末までに3.0%近くになると、RBNZ予測以上の利下げを見込んでいます。
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※本記事は2024年8月31日に「いまから投資」に掲載された記事を、許可を得て転載しています。
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