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  • Weekly Report (1/16):『USD/円下落トレンド』が想定以上に加速し、速度調整の可能性浮上
    吉岡 豪麿
    この記事の著者
    トレーダム 取締役CAO

    国内大手金融機関の外国為替取引部門で外国為替、外国証券等のディーラーとして20年、海外金融機関でアセットマネージャーとして15年以上の経験を有する為替のエキスパート。貿易企業の経営者を経て、企業年金基金の資産運用を担当。2021年1月よりCAOとして投資助言部門を担当。

    マーケット分析
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    テクニカル分析判断

    先週の週間推移は「寄付132.00:127.47~132.87:引値127.86(前週末比▲4.23円の円高)」。週央までは保合いの様相だったが、週後半には想定通りに「下値トライが主流」となった。しかし、その加速ぶりは我々の週間想定レンジの下限を大幅に下回るほど急速なものだった。これで、2023年入り後の2週間は5.25円・5.40円と高い変動率を継続した上に、1月3日の130円割れに続き先週末には昨年5月30日以来となる127円台半ばの水準を記録し、この間のUSD/円下落圧力の高まりを市場参加者に強く印象付けた。

    こうした展開を受け、様々な時間軸に対する我々の予測に著変はなく、むしろ強固となった。このWeekly Reportでは、今後も『長期・中期・短期の方向性』につきテクニカルな視座を中心にご案内(各時間軸チャートもご参照)してゆく方針だが、前回と変化のないポイントやコメントは割愛させて頂く予定。(今号の分析は2023/01/13のNY市場終値をベースで実施)

    <以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>

    USDJPY M 20230113 1
    月足チャート:「20MA±18.0%のバンド」、「60MA±30.0%のバンド」、 (下段に)RSIを付記

    長期(半年超~年単位)のトレンド判断長期的な(USD/円)下落トレンドが着実に進展中

    月足:●昨年10月のピーク時は20MA+18%と60MA+30%を同時に上回る未曽有の過熱状態だった

       ●一時85超まで過熱していたRSIは漸く54.0の中立領域へ低下も、依然下落余地あり

    >>>今後も、上昇中の20ヶ月MA(&60ヶ月MA)に向け次第に下落して行く展開を想定

    >>> 今後1年間の想定レンジ = 114.00~141.00 ⇒ 111.00~140.70 =

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