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世界の通貨は何種類?
国際標準化機構(ISO)が発表している世界の通貨は2023年1月時点で159種類、254の国や地域で使用されています。有名な通貨は、アメリカドルやユーロなどが挙げられます。多くの国は独自の通貨を発行していますが、ユーロの様に共通する通貨を使用する事や1つの国で複数の通貨を法定通貨として認めている場合があります。
世界の通貨の歴史
通貨の歴史は長く、世界最古の通貨は紀元前670年頃に発行されたエレクトロン貨と言われています。日本では、7世紀後半の富本銭が最初の通貨が通説です。通貨導入の成り立ちは諸説ありますが、通貨の誕生によって目に見える担保が確保できる様になり、物流が発展しました。
世界の通貨価値
通貨の価値は、流動性/国家の財務状況/物価変動などさまざまな要素で変動します。有名な例として、第一次世界大戦後のドイツは多額の賠償金支払いのためにハイパーインフレを引き起こし、通貨の価値が1兆分の1まで下落したことが挙げられます。極端な例ですが、通貨は物価や外貨に対しての価値は常に変動し、時には予想以上の変動が起こります。
世界の通貨表記
世界の通貨を表し方は様々存在します。ISO4217で定められたISOコード、ISO3166-1の通貨コード、各国内で用いられる通貨記号があります。日本円の各表記は、ISOコード:JPY、通貨コード:392、通貨記号:¥です。商業や金融で海外と取引する際には、国際規格に乗っ取りコードを用います。
代表的な世界の通貨
海外旅行やFXなどで使う機会が多い代表的な通貨を各コード付きで紹介します。
各通貨のシェアに関する記載は、2022年BIS世界外国為替市場調査の取引高に基づきます。先ほど紹介した日本円はシェア率3位の8.3%です。
アメリカドル(USD/840/$)
世界一位の流通量であり、基軸通貨と呼ばれています。シェア率は44.2%で圧倒的な取引高を誇り、アメリカ以外でも法定通貨として採用されています。その他の国でも、独自通貨ではなく、アメリカドルで貿易を行うケースが多く信頼性の高い通貨です。
ユーロ(EUR/978/€)
ヨーロッパの多くの地域で使用されている通貨です。シェア率15.3%。世界で二番目に多く取引されている通貨です。財務の大部分をドイツとフランスが担っているため、2ヵ国の経済状況に影響を受けやすい特徴があります。
スターリング・ポンド(GBP/826/£)
イギリスの法定通貨で、EU加盟時もユーロを採用せずポンドを維持しました。第二次世界大戦までは世界の基軸通貨でしたが、経済の衰退によってアメリカドルが基軸通貨に変化しました。シェア率は6.4%で世界第四位です。
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