<テクニカル分析判断> ●短・中期:適度な自律調整を交えつつ上昇余地を確保。上昇トレンドは着実に進展 □11/11週は「寄付152.6 […]
【プロフィール】
代表取締役社長 佐田 展隆氏
株式会社オーダースーツSADA・4代目代表取締役社長。1974年生まれ。東京都杉並区出身。東京都立西高等学校、一橋大学経済学部を卒業後、東レ株式会社に入社して営業職に就く。2003年、父からの要請により、29歳で株式会社佐田に移り、2005年、代表取締役に就任。破綻寸前の会社を黒字化するも、莫大に抱えた有利子負債の問題を解決すべく2007年金融機関の債権放棄と共に会社を再生ファンドに売却することを決意。経営コンサルタントを経て、2011年、当時のオーナーから再び立て直しを任され株式会社佐田に復帰。再び社長としてオーダースーツの工場直販事業に注力。本格フルオーダースーツ初回限定19800円という衝撃的な価格を打ち出し、業界の風雲児と呼ばれる。自社PRのため、自社スーツを纏い、スキージャンプを飛ぶ、富士山に登る、東京マラソンを走る等のチャレンジを行っている。
個々の体型に合わせたフルオーダースーツを低価格で提供し、全国47店舗へと広げている株式会社オーダースーツSADA。
2013年より中国を含めた直営ショップの展開を進め、海外縫製のフルオーダースーツメーカーとして日本一を誇る。
今回は、4代目経営者として売上拡大を継続する佐田展隆氏にインタビューさせていただき、事業の現状と「トレーダム為替ソリューション」を実際に活用された感想についてお話をうかがいました。
宮城工場の様子(写真提供:オーダースーツSADA)
目次
「オーダースーツで日本のビジネスシーンを明るく、元気に。」
費用対効果のいいフルオーダースーツを提供する背景には、円安で大打撃を受ける苦悩が…
ー 海外での直営ショップの展開を進めていらっしゃるとのことですが、現在の事業はどのような状態でしょうか?
コロナで大きな打撃を受け、その後コロナが終わりいよいよこれからだという時に、円安になってしまった状態です。それでも、弊社の費用対効果の良いフルオーダースーツを販売することは、常に強みであり価値として保ち続けています。
ーどのようにして、費用対効果のいいフルオーダースーツを提供されているのでしょうか?
やはり、国内外に自社工場を持っていることですね。中国にメイン工場を持ち、フルオーダースーツを縫製しています。中国でこれほどフルオーダースーツを作り、日本市場に入れている会社は他にないですね。それが、費用対効果のいいフルオーダースーツを販売できる背景です。
ー 海外縫製において、円安の影響は大きいでしょうか?
かなり大きいです。中国に支払う加工費はドル建てですので、円安が直撃するんです。1年半程前(2021年頃)は1ドル110円台で支払えていたものが、現在(2023年)は140円台ほどになってしまうので、大打撃をくらっています。原価が25%くらい上がってしまい、原価の高騰にかなり悩まされている状況です。
ー ドル建てでのお支払いということですが、どのような手段でヘッジをされているのでしょうか?
現在は、為替予約を行っています。少し前までは、有利な価格で調達を行うためデリバティブ(1)を用いて天井を決めた取り方を行っており、130円タッチで全て消える形を取っていました。その結果、大幅なドル円の変動により全て消えてしまったんですよね。それ以降は、デリバティブのような複雑なことはやらずに、シンプルにレートで必要な量を抑えていく為替予約を行う方針に決めました。それでも、やはり先が分からないとどれ程為替予約していいか分からず、ドル円が大きく変動する度に右往左往していました。
ー これまでドル円の読み・為替予約の判断は、どなたが行われていたのでしょうか?
これまでは、私(佐田氏)と経理・財務の部長が、金融機関さんなどのアドバイスを聞きながら行っていました。ドル円が大きく変動する度に、金融機関さんに「今これだけドル円が変わりました。次はどうなりますかね?今、為替予約した方が良いですかね?」と相談しながら、為替予約の判断をしていました。それでも、金融機関さんによって受けるアドバイスも異なるため、ドル円が大きく変動する度に毎回困っていました。
「トレーダム為替ソリューション」の導入により、これまで甚大な時間と労力を費やしていたドル円の判断から解放!精神的負担も減り、本業に集中できるように。
ー なぜ「トレーダム為替ソリューション」を活用しようと思っていただいたのでしょうか?
為替変動による私(佐田氏)自身の負担を減らすためというのが一番の理由ですね。正直、為替で儲けようと思ったり、利益を得ようと思ったりする気持ちはありません。それなりの段階で為替判断を行えば、リスクを小さくすることはできるなと思う程度です。ただ、為替変動がある度に右往左往し、金融機関さんにも「為替予約するべきだ・しないべきだ」と言われ、為替予約をすれば「本当にその判断で良かったのか?」と自問したり、為替が変動すれば「修正計画を作れ」と言われたり、為替判断のためだけに莫大な時間と労力が費やされていました。その時間と労力を「為替」というギャンブルのようなものに割きたくなかったんですよ。それは、経理・財務部長も同じです。為替ではなく、本業にその時間と労力を使いたかったんです。
ー 今年(2023年)の6月から実際に「トレーダム為替ソリューション」を活用されてみていかがでしょうか?
これまでの為替の判断に費やす時間と労力が減り、精神的負担が圧倒的に減りました。「トレーダム為替ソリューション」を活用してからは、為替予約のための金額・期間・トレーダムにジャッジしてもらうタイミングを決めるだけで、他は何も考えなくて済むようになりました。為替の判断による責任からも解放され、精神面の健全さが担保されたなと実感しています。私(佐田氏)も経理・財務部長も、本業に集中できるようになりました。まだ短期間しか活用していませんが、これまでとは精神的負担や本業への集中度が全然違いますよ。気持ちがかなり楽になったというのは、とても大きいです。
ー ありがとうございます。短期間の活用でもトレーダムに価値を感じていただいており、とても嬉しく思います。今後「トレーダム為替ソリューション」に期待する部分はありますか?
今後もこの形で、私(佐田氏)と経理・財務部長の負担が減ればいいなと思っています。為替による損は、おおむね無ければいいんです。為替で大きく得することもないかもしれませんが、大損せず、最終的に少しの損がある程度であればいいと思っています。為替変動も、3-5年スパンで緩やかに動いていってもらえれば対応もできますが、今日明日で大きく変動する可能性がありますし、それだけでビジネスモデルが崩壊してしまうんですよね。なので、その短期スパンでの為替変動の波が実業に大きな影響を及ぼさないように、変動がある度にとてつもない時間と労力を費やしながら為替の判断をしなければならない、そんな状態から解放されることが何よりもトレーダムを活用したい理由であり、今後も期待することです。勿論、為替予測の精度が高い分には嬉しい限りですが、為替で大損をせず、信頼できる、為替予約の明確な指示を出していただけるソリューションであり続けて欲しいと思っています。トレーダムを導入開始して間も無い今も、期待したものは揃っており、トレーダムに非常に満足しています。
ー「トレーダム為替ソリューション」が御社の方の為替による負担軽減に貢献できているとのこと、非常に嬉しく思います。売上を伸ばし続ける株式会社オーダースーツSADAに、今後も引き続きお役立ちできるよう、信頼できるソリューションを提供していきたいと改めて強く思いました。貴重なお話をありがとうございました!
(1)この場合の「デリバティブ」ではノックアウト条件付きのデリバティブを指し、有利な価格での調達(予約)を行うことを目的としている。
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