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  • Weekly Report (11/21): 『 USD高(円安)のピークアウト』確認後、一旦の落ち着きどころを模索へ
    吉岡 豪麿
    この記事の著者
    トレーダム 取締役CAO

    国内大手金融機関の外国為替取引部門で外国為替、外国証券等のディーラーとして20年、海外金融機関でアセットマネージャーとして15年以上の経験を有する為替のエキスパート。貿易企業の経営者を経て、企業年金基金の資産運用を担当。2021年1月よりCAOとして投資助言部門を担当。

    マーケット分析
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    テクニカル分析判断

    先週の週間推移は「寄付139.05:137.66~140.80:引値140.35」とほぼひと月ぶりに週足での陽線を形成した。

    陽線の実体は1.30円と決して大きくはなかったが「下ヒゲが比較的長く」・「前週の『超長大陰線』に下から差し込む」足型となったことで、当面の下値不安は相当程度解消し、逆に「(USDが)底堅い展開」となる可能性すら浮上してきている。

    これは、前週までの4週間で進展した『USD反落/円反騰の値幅と速度』が明らかに“異常な領域”にまで到ったため、それらがようやく沈静化してきた証左でもある。

    前週に9.12円にまで拡大し『記録的な高volatirity(≒変動率)』となっていた週間レンジも再び大幅に縮小しているし、既述の足型は「当面の底入れ/反発」を示唆しているからだ。

    しかし、「2020年1月から始まった『USD高/円安トレンドのピークアウト』はほぼ確実」との認識にも全く変化はない。この2か月ほどの間に起こった(上下両方向への)急激な変動はあくまでも“行き過ぎとその反動”と考えているからである。

    因みに、我々がこの2か月ほど『“長期USD高/円安トレンドのピークアウト”が接近』している ⇒『ピークアウトはほぼ確実』としてきた極めて重要なテクニカル要因を、今週はもう一つご紹介する。

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