<テクニカル分析判断> ●短・中期:適度な自律調整を交えつつ上昇余地を確保。上昇トレンドは着実に進展 □11/11週は「寄付152.6 […]
テクニカル分析判断
先週は「寄付133.86:131.55~135.11:終値131.82(前週末比▲3.27円の円高)」の推移となり、昨年5月中盤以来の3週連続陰線を形成。先週想定の通り「(2ヶ月弱続いた)USD/円の反発局面にも終息の兆し」が顕現化から“(終息の)確認”へとステージを進めただけでなく、USD/円下落トレンドが再び本格化してきたことを強く印象付ける市場展開となった。
振り返れば、前週末(3/10)の段階では●5週連続の『上値の切り上がり』や●『(下値支持線に転化していた)52週MAを終値で下抜けできていない』等の“(反発局面終息の)確認”を阻んでいた要因も残存していたものの、先週の市場展開はテクニカルにそれらを一掃したと言える。また、「中・長期の時間軸では『USD/円相場は昨秋に下落トレンドに転換』していることは明らかであり、これを覆すような事象は未だに確認出来ない」との状況も継続していたため、「こうしたUSD/円下落の流れが短期にも波及する可能性は高まった」とした見方が具現化した形となった。
なお、3週前まで3.90円⇒2.60円⇒1.84円と縮小を継続していた週間レンジは、前週3.80円と逆に変動幅を大幅に拡大したあと、先週も3.55円の水準を継続し高い変動率を維持している。我々の認識通りに“USD/円下落トレンドが再び本格化”したとすれば当面は高水準が継続しよう。
以下では、『短期・中期・長期の方向性』について各時間軸チャートによるテクニカルな視点を中心にご案内。(今号の分析は2023/03/17のNY市場終値をベースに実施したもの)
<以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>
1)日足チャート:「21MA±4.32%のバンド」、「52MA & 200MA」、RSIを付記
短期(1週間~1か月程度)の方向性:下落トレンド本格化再開。[21MA-4.32%]トライへ
日足:
● [200MA]が上昇局面を反転させ[21MA]未満が常態化。週末終値も[52MA]を下回る
●RSIはさすがに前週比大幅低下(52.6⇒38.7)も、依然中立領域で下値余地は残存
>>>想定レンジ=今週:128.55~134.25 、今後1ヶ月:126.75~135.05 =
2)週足チャート:「21MA±4.32%/±7.41%/±9.87%のバンド」&「52MA」、RSIを付記
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